「テープが入らない」というトラブルは、ビデオデッキによくある症状のひとつです。
今回は、SONY WV-D10000 で実際にあった修理事例をご紹介します。

ご依頼内容と症状の確認

 カセットテープを入れようとしても、途中で止まってしまうという依頼でした。
症状確認のため、機器を開封し、内部を精密に検査しました。
お客様で症状を確認できても当店では症状を確認することができない場合もあります。アナログ機器にはよくあることです。

診断と原因の確定

カセットの搬送部分に異常が見られたため、さらに分解して詳しく確認。
結果、カセコンギアの破損を発見。

ギア破損の影響で、カセコン本体にもダメージが広がっており、交換が必要な状態でした。

カセコン破損

修理作業内容

カセコンユニットの丸ごと交換を実施。
交換後、各機構の調整と内部クリーニングも行い、再組立て。

めでたく、miniDVのテープが入りました!

動作確認と完了

カセットの挿入、排出、再生、巻き戻しなど、基本動作をすべてチェック。
問題なく動作が復旧し、修理完了となりました!

まとめ、料金

技術料金16,500円
部品料金3,300円

※業務用の場合、作業困難度によっては料金が変わる場合があります。
※別途送料がかかります。

WV-D10000は多機能な名機ですが、カセコンのギア破損はよくあるトラブルです。
無理な挿入や劣化した部品の使用で、他の部分にまで損傷が広がる可能性があります。
「テープが入らない」と感じたら、早めの点検・修理がおすすめです。

技術力の高い経験豊富なエンジニアが皆様のビデオデッキをお直しします!ぜひお問合せください!